<六日目 その2>

 というわけで早速函館市電に乗車し、最初の目的地へ向かいま
す。目的地へは末広町という電停が一番近いそうですが、この系
統の電車は末広町の1つ前の十字街電停で下車し、そこから徒歩
で向かうことにします。
 観光の前にまずは腹ごしらえ。というわけで5分ほど歩いてラッ
キーピエロ本店に到着。しかしさすがは「函館名物ナンバー1」の
呼び声高い人気店。店の前はご覧の通りの人だかり。観光客だ
けでなく地元の中高生もたくさんいました。なので結構待つことに
なりますが、この辺りは予想通りです。
(そもそもこの店に行くこと自体観光と言えそうですが)
 店に入ったのは30分近く待ってのことでした。そして店に入るや
いなや「人気ナンバー1セット」を注文。チャイニーズチキンバー
ガーにフライドポテト・それにウーロン茶とラッキーピエロの人気メ
ニューが出揃ったセットです。人気店の人気セットとあっては期待
せずにはいられませんが、その味も期待を裏切らないものでした。
ハンバーガーもかなりボリュームがあって美味しかったですが、個
人的にはフライドポテトが一番。クリームとデミグラスの2種類の
ソースとポテトの相性は抜群。さすが函館が誇るファストフードで
す。
 満腹になったところで今度こそ観光・・・の前に今のうちにホテル
にチェックインします。本日宿泊するのは駅から徒歩2〜3分のとこ
ろにある「スマイルホテル函館」です。ただ部屋は今まで泊まって
きたホテルよりは劣るかな。ただそれは今まで泊まってきたホテル
が凄すぎただけの話であって、一晩泊まるには全く問題無い。むし
ろ4000円台でこれだったら十分すぎます。
 お待たせしました。部屋で少し休憩して函館観光に出ます。とい
うわけで函館駅前電停へ。あれ、市電が到着したというのにホーム
には人がいない・・・。実は同じ湯の川行きの市電が、この市電が
来る直前に発車したから。自分が函館駅前電停に着いた時1本前
の市電が見えていて、それから1分も経たずに来たんですから、
本当に直前です。2つの系統が重なる函館駅前〜湯の川間では
こういうことがよくあるそうです。こうなると前は結構な混雑でも後
ろはガラガラとなるのは当然の流れ。得した気分になりました。
 ガラガラの市電に揺られて五稜郭公園前で下車。というわけで
次の目的地は五稜郭です。五稜郭観光といったら五稜郭の中に
入るか、それともタワーに登って五稜郭を見るかという2種類の楽
しみ方があります。五稜郭そのものを見たい派の自分はまず五稜
郭タワーに登ることにしました。
 そしてタワーの展望室から見た五稜郭がこちら。見事な星型で
す。この星型が五稜郭の真髄であり、五稜郭と言われる所以でも
あります。ちなみに五稜郭タワーの入場料は800円。この手のタ
ワーからすればわりかし普通の相場ですが、正直「ちょっと高いか
な」と感じました。でも函館に来たからにはこの地上の星を上から
見ないと、と思ったわけですから。
 五稜郭タワーからの景色は五稜郭だけが見所ではありません。
写真は函館駅・函館山方面の眺めです。逆光気味ですが結構い
い感じです。他にも五稜郭は戊辰戦争最後の戦地であるからか、
函館を中心とした幕末史に関係した展示もありました。
 五稜郭の中にも入りました。もちろん中心にある函館奉行所も
見ましたが、ここで引き返します。だって、奉行所の中に入るとま
た費用がかかるし・・・。タワーの入場料も予想以上だったし、財布
のひもが固くなったんでしょうな。要するにタワーに登って五稜郭を
見るか、奉行所に入るかで前者を選んだという話。というわけで五
稜郭の中に入ったのはほとんど散歩感覚でした(殴

五稜郭へはお堀に架かる橋を渡る

帰りの市電はまさかの行きと同じ車両
 再び市電に乗車。乗車中に函館バスと併走しました。ところで
関東の方であれば、このバスに見覚えがある感じのする方もいる
かもしれません。実は函館バスのカラーリングは東急バスとほと
んど一緒。あまりに似すぎているためパクリ疑惑が浮上してきま
したした。疑惑を払拭するため行き先を見ると、「日吉営業所前」
という文字。やっぱりパクってんじゃねーか!(怒
 ・・・ハイ、冗談はここまで(笑 種明かしをしますと、函館バスは
東急バスの子会社なんです。色が同じなのも納得できますね。ち
なみに本家東急に日吉営業所は存在しませんので。
 終点の谷地頭で下車。ここで谷地頭温泉に行き、ひとっ風呂浴
びるという計画です。電停から数分歩いて谷地頭温泉に到着。な
るほど、毎月第2・第4火曜日が定休日か〜・・・・・・・・・今日って
第4火曜日じゃん。
これが計画ミスなのは誰の目に見ても明ら
か。「湯の川にしとけばよかったか・・・」などと思いつつ引き返しま
したorz

見込み外れて電停に戻る

高田屋嘉兵衛の像
 谷地頭温泉に入れなかったということで、時間に空きが出てきま
した。そこで予定より大幅に早いですが、次の目的地に向かうこと
にします。というわけでロープウェー乗り場へ。ロープウェーという
ことは・・・・・・そうです。函館を訪れた観光客のほぼ全てが向かう
と言っても過言ではないあの名所に行きます。夜が近くなると結構
混雑するロープウェーですが、この時間だとまだ大混雑という程で
はないですね。
<六日目 その3>
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